漱石のなぞ
『道草』と『思い出』との間
小山田義文=著
夏目漱石ほど、幼年期から青年期を経て作家として名を成すに至るまでの期間において、解き明かされない謎が多い作家もめずらしい。漱石がつきつける謎と問題に独自の視点で迫る。