媽祖は中国民間と世界各地の華人社会で広く信仰されている神である。中国・湄州島に生まれた媽祖信仰が、島外に伝播していった背景を多くの資料を使って解き明かしていく。
媽祖は中国民間と世界各地の華人社会で広く信仰されている神である。中国・湄州島に生まれた媽祖信仰が、島外に伝播していった背景を多くの資料を使って解き明かしていく。
中国人の思想・哲学・人生観を包含する壮大な文化体系である道教は、日本を始めとする漢字文化圏の国々への影響も大きい。多方面にわたる研究成果を整理・集成した、日本初の道教事典。1,141項目。写真・図版多数収載。付録=『道蔵』番号対照表。中国道教の現状〈大陸編・台湾編〉
道教とは何か
神仙道、錬金術、養生術など道教を構成する諸要素は、日本の文化にも複雑な影響を与えている。体系的に道教を解説した画期的シリーズ。第1巻では、道教とは何か、道教史、道教経典、道教の神々などを収録。
道教の展開
神仙道、錬金術、養生術など道教を構成する諸要素は、日本の文化にも複雑な影響を与えている。体系的に道教を解説した画期的シリーズ。第2巻では、道教と老壮、道教と儒教、道教と仏教などを収録。
道教の伝播
神仙道、錬金術、養生術など道教を構成する諸要素は、日本の文化にも複雑な影響を与えている。体系的に道教を解説した画期的シリーズ。第3巻では、日本の道教、韓国の道教、台湾の道教などを収録。
道教の神々が一堂に会した初の書。中国民衆に親しく信仰されてきた神々や、台湾、東南アジアで現在も信仰されている神々を、豊富な図版をもって解説する。図版150点。
古代から現代に及ぶ中国の宗教文化を、国内外の学者38名が執筆。弘前大学秋月観暎教授の退官を契機に刊行された本書は、道教を中心に儒仏道の三教にわたる論文を収める。研究者必携の書。
その現状と問題点を考える
野口鐵郎+福井文雅=編集協力
中国文化の諸相にまたがる道教。この道教研究の現状と問題点を、第36回道教学会で行われたシンポジウムをふまえ、各分野の研究者が執筆した、道教研究の概説書。
道教は中国古来の民間信仰を基に、儒教の儀礼・思想、道家思想、仏教の儀礼・思想を摂取、隋唐時代にその教理を完成した。本書は隋唐道教の展開を、歴史学的、文献学的な手法に思想史的アプローチを加味して論じた研究書。
本書は、老壮思想の研究者として有名な著者が、長年にわたって発表してきた論文の集大成である。道家思想と仏教、道教の関わりや老子化胡説から釈迦の生滅年代を論ずるなど、中国思想に緻密に取り組んだ好書。