平河出版社の本

  • ゾロアスター教の特徴は善と悪を画然と分ける二元論と終末論にある。本書では悪の本質を通して、その全貌を示すとともに、悪魔払いの意義を明らかにする。またこれに関わる除魔書を訳出した。

  • ゾロアスター教論集

    伊藤義教=著

    著者のゾロアスター教研究の集大成。アヴェスターの語義、ゾロアスターの年代・名称、ハオマ、古代日本に来航したゾロアスター教徒など、ゾロアスター教の真相を究明する上で、第一義的に重要な論考を多数収録する。『ゾロアスター研究』の続編。

  • シク教の教えと文化

    大乗仏教の興亡との比較

    保坂俊司=著

    ヒンドゥーとイスラームのせめぎあいの中で、神の前での絶対の平等を説くシク教は生まれた。インド中・近世の文化のうえに、シク教の教理や文化の独自性を明確にする。混迷するインドの宗教事情を読み解く鍵ともなる。

  • 多神と一神との邂逅

    日本の精神文化とキリスト教

    斎藤いつ子+越前喜六=著

    ヨーロッパ文化と日本文化、この異文化間における差異の認識の上に立ち、それらの融合と新たな世界観確立の道を探る。比較宗教・文化論の好著。

  • ロザリヨ記録

    ユアン・デ・ルエダ=著

    三橋健+宮本義男=翻字注

    1622年(元和8年)に、ドミニコ会士ユアン・デ・ルエダ神父が日本の信者に向けた布教書。1614年(慶長19年)禁教令の出たキリシタンに、キリスト教の恩寵などを、当時の宗教語(仏教・神道)を用いてわかりやすく説いた。

  • 媽祖は中国民間と世界各地の華人社会で広く信仰されている神である。中国・湄州島に生まれた媽祖信仰が、島外に伝播していった背景を多くの資料を使って解き明かしていく。

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