日本の陰陽道・修験道・密教・神道の中には中国文化の影響が色濃く残されている。本書は日本・フランス・中国の学者によって学際的視野から活発に論議された宗教文化研究の交流をまとめた報告書。
日本の陰陽道・修験道・密教・神道の中には中国文化の影響が色濃く残されている。本書は日本・フランス・中国の学者によって学際的視野から活発に論議された宗教文化研究の交流をまとめた報告書。
社会・都市・空間・時間・動植物・神話・色彩などをテーマに、若き人類学者たちが象徴論的・構造論的・解釈学的に様々に論じ、異文化について考えていく意欲の論集。
西アジアの文化・神話の知識をもとに、東アジアの儀礼や習俗ないし日常生活の構造を、境界とそのシンボルを通して鮮明にしていく。
説話や神話は、文化や人生が始原的なものとの交感により、折りに触れ戻り行く再生の場であった。本書は、世界各地に伝わる説話や神話を、12のテーマの下に元の姿とその意味するところを復原する。新たな説話学の提唱。
運命の予知・病気治し・富貴になる法から、はては黒巫術まで、呪術に込められた人間の悲喜こもごもとした諸相を文献資料を駆使して広く紹介する。中国の呪術の百科。新たに事項・書名索引を付す。
中国幽鬼の世界
幽霊や妖怪は、時の人心の喜怒哀楽を写し出す鏡であり、その究明は文芸・宗教・民俗を理解するに必要である。本書は、中国の幽霊やミイラ・柩・蝦蟇・石などの妖怪を、文献や民俗資料から、その種々相を紹介する。
中国の冥界説
針の山や血の池地獄の有様、閻魔大王や地蔵菩薩の活躍といった、日本にも広く知られかつ影響を与えた中国の地獄冥界説。その地獄冥界説について、広く文献を渉猟して整理・紹介する本書は、地獄冥界説に関する基本書。
中国歳時風物記
澤田瑞穂=著
かつて北京に過ごした著者が、折にふれ、目にした中国の歳時・風物を、多くの詩文に渉猟博捜し、考証しつつ眼前に彷彿とさせる。
若き研究者達が日本の各地に残る修験霊山の修行や祭りに参加し、瑞々しい感性でその実態を報告する。山の民とその祭り、山伏の峰入り、修験霊山の祭りと芸能。
民俗芸能を詳細に分析し、修験者の影響を探っていく。山伏の神楽、神楽と修験道、山伏の託宣と修法、田遊・田楽と修験道。