サンスクリットやプラークリット、コータン語など、近年のインドおよび中央アジアの諸言語の最新の研究をもとに、5世紀に漢訳された仏典『長阿含経』の原語の復元を試みる。また、漢語の音韻の研究にも有用である。
音写語分析を中心として
サンスクリットやプラークリット、コータン語など、近年のインドおよび中央アジアの諸言語の最新の研究をもとに、5世紀に漢訳された仏典『長阿含経』の原語の復元を試みる。また、漢語の音韻の研究にも有用である。
思想と経典をたどる
日本の精神文化に多大な影響を与えてきた仏教の思想を、インド仏教に視点をすえてわかりやすく解説する。「思想」と「経典」を軸に、インド仏教の思想的展開をたどる。
「新しい宗教」としての仏教が生まれ出た歴史的背景に視座を据え、“仏教誕生”を釈尊の歩みと共に捉える。原始仏教の研究を常にリードしてきた著者が、仏教成立の意義を問う。
古来よりこれほど広く親しまれた仏典はなく、262字の玄旨に挑んだものは数知れない。本書は、サンスクリット語原典に対する詳細な語注を付けた現代語訳と漢訳をもとに、般若思想の本質に迫る。
真言・天台・禅等の各宗において常用される諸種の真言にそれぞれ慣用音、梵文、和訳と註解を付して解説した、一般人向けの真言集大成。資料篇として各真言の音写漢字を収録。
主要密教経軌に関わる真言陀羅尼を梵蔵漢和の諸資料に基づいて解説した初の事典。「事典の部」では『大日経』『金剛頂経』などから採録した音写真言文を還梵しサンスクリット語順に記す。「索引の部」では「経軌・次第対照表」「蔵経・真言番号・事典番号対照表」「真言名索引」等を表組みで掲載し検索をより容易にした。