密教の基本原典である『大日経』『金剛頂経』を平易に解説し、密教の真理が体得できるように解説。特に『初会金剛頂経』30巻本の内容、構成をわかりやすく説明したのは本書が初めてである。『真言事典』と併せて活用すれば、難解な密教世界は読者自身のものとなるであろう。
密教の基本原典である『大日経』『金剛頂経』を平易に解説し、密教の真理が体得できるように解説。特に『初会金剛頂経』30巻本の内容、構成をわかりやすく説明したのは本書が初めてである。『真言事典』と併せて活用すれば、難解な密教世界は読者自身のものとなるであろう。
真言宗の常用経典『理趣経』を、梵蔵漢和の各種資料と豊富な図版を用いて解説。解説に当たっては特殊な密教用語をなるべく現代語に直して、一般読者の便を図っている。
『胎蔵三昧耶図』『大悲胎蔵三昧耶曼荼羅』の象徴世界の解明を軸に、自然への信仰や宇宙の力を塔廟・蓮華・輪宝など様々な形に昇華させたマンダラの意味を、豊富な図版によって解明する。
図形の斬新さ、尊像の多様性など、マンダラは多くの人を魅了する。本書は、胎蔵・金剛両マンダラの教理を解説し、宇宙の真理に結ばれた深い宗教の体験実修へと誘う。
三輪流神道と真言密教の関わりを通して、神仏習合の問題を解明する。中世から近世にかけて、日本人はどのような信仰のもとに生きたのか。今なお残る多くの祭りや行事の中に生きた宗教の姿を探っていく。
ロルフ・ギーブル=訳
精神宇宙図たるマンダラに秘められた思想的、実践的意味とは? インド・チベットの豊富な資料をもとに、マンダラの全体像を巨視的に捉えた古典的名著。